■自由書道のモットー
日本自由書道連盟は、「家元制」でなく民主的で自由な書道会です。 日常の文字を正しく美しく書く「実用書道」を基本として、 自宅で手軽に楽しく学べる書道通信教育です。
■日本自由書道連盟本部
■沿革
1994年1月 創立・初代会長 故・上條渓楓1996年8月 筆塚建立(160名による拠出)
1999年4月 第1回自由書道展(横浜)
2000年3月 第2回自由書道展(東京都町田市)
2001年4月 第3回自由書道展(東京都町田市)
2002年〜2013年まで毎年秋に東京都豊島区で開催
2014年11月 第16回自由書道展(東京都新宿区)
2014年以降毎年秋に東京都新宿区(新宿文化センター)で開催
2020年1月 東京都豊島区西池袋に本部移転
2023年11月 第21回自由書道展(東京都新宿区)
新宿文化センター改修工事のためエコギャラリー新宿にて開催
2024年1月 30周年記念号発行
■日本自由書道連盟設立趣意書
わが国の書道界の現状は、だいたいのところ二つの大きな傾向に分けることができます。
その一つは、いわゆる「会場主義」といわれ、展覧会で入選することを主たる目的で、「作品を創る」書道です。
もう一つは、いわゆる「実用書道」で、日常的な「暮らしのための字」を正しく美しく書く書道です。
この二つのうち、どちらが正しいかは一概には決められませんが、いずれの立場をとるにしても、「字と書の歴史」から見れば、漢字の成り立ちや、古典・古筆と言われるものから深く学ぶことがなければ、確かな立場をきずくことは出来ないと思います。
「会場主義書道」では、とかく創作に重点がおかれるために、古典や古筆から深く学ぶことが、つい疎かになる傾向がしばしば見受けられます。そのためか、かなり立派な「作品を創る」人でも、日常的な文章はあまり良い字が書けていないと思われる場面を、しばしば見受けます。
私たちがめざす書道は、日常的な暮らしのなかで使用する文字や文章が、正しく美しく書けるようになることを、第一目標にしたいと考えています。そのためには、漢字の基本点画をしっかり習得したり、「かな文字」の正確な知識を身に付けるための、基礎書道に重点をおく、いわゆる「実用書道」の道を歩みたいと考えます。
しかし、基礎書道の延長線上において、自由な「書の芸術作品」が創れるようになることも、当然の高い目標になるでしょう。
また、「書道」は優雅な暮らしの営みでもあります。
同時に、同じ立場の「書に親しむ仲間」に巡り会ったとき、そこには大きな励みが生まれ、お互いに切磋琢磨し進歩向上してゆくことができます。
よく、「書は人なり」とも言われますが、私たちはこの「新しい書道会」を設立するに当たって、書道を通じて、自己のより高い人間性の向上をめざして、暖かく連帯して行きたいと考えます。
1993年12月5日 設立発起人会
■役員名簿
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